THE STYLIST INTERVIEW

理容アサ 川﨑 佐世理

川﨑 佐世理

川﨑 佐世理

@ 理容アサ

今回は祖師ヶ谷大蔵エリアで髪技理容師に出会うためにリサーチをしていたところ、理容アサさんを見つけたので取材を申し込むと川﨑 佐世理さんがインタビューを快諾してくださった。川﨑氏は理容師歴42年、多彩な才能を持ち、技術だけでなく人との繋がりを重視し、茶道・花道・アロマセラピストの資格を活かしてお客様の総合プロデュースを目指す理容師だ。今後は本の出版やレシピ集の制作など、新たな挑戦にも積極的に取り組まれている。
理容師歴:42年
出身校:中央理美容専門学校
出身地:東京都
得意技術:アイロンパーマ、レディースシェービング
得意スタイル:クラシックスタイル、濡れパンなどのパンチパーマスタイル
こだわり:お客様が不安にならないような施術、立ち振る舞いをすること
趣味:茶道・花道・料理・矢沢永吉
理容師を目指したきっかけ

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは川﨑さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。 川﨑氏:よろしくお願いします!実は、理容師になりたくてこの道に進んだわけじゃないんです。父は兄に跡を継いでほしかったみたいですが、「やらない」と言って、結局私が理容学校に入ることになったんです。 それと私自身、会社など組織に入る自信もなかったんですよね。それであれば手に職をつけて、このサロンを継ごうと思ったんです。インターンもこの実家のサロンでやっていたので、他の店に修行には出ず、全てここで学びました。 バーバーなび:そういった経緯があったのですね。理容に対して特にネガティブな気持ちもなく進まれたのですね。 川﨑氏:全然なかったですね!むしろ早く仕事を覚えたいという感じで「早く仕事教えてよ!」といつも思っていました。最初は父のお弟子さんのお手伝いみたいな感じで掃除やタオル出しを一人でやっていて、正直大変だなと思うこともありましたが、今思えば、そういう下積みってすごく大事だったなと感じますね。
理容業界への思い

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対してどのような思いや考えをお持ちですか? 川﨑氏:うちの父の時代は理容組合に入っていて、理容師同士で色々と意見交換などしていましたが、今は組合には入ってないんです。というのも、理容師同士で話していてもそれが直接お客様に届かないなと感じたんです。例えば、「顔剃りって、その日のうちに良さを実感してもらえるのが魅力で5000円ちょっとで提供できるのが強み」という話があったとしても、それを理容師同士で盛り上がってるだけではお客様には届かないんです。 エステみたいに何十万も払わなくても、その日のうちに効果が実感できる魅力は私も共感していることだし、もっと気軽に体験していただきたいという思いは同じだけど、それを業界内だけで盛り上がる保守的な部分に少し違和感があるんですよね。なので、私はお客様に向けて、ポスターやチラシを作ったりして、理容の良さを知ってもらえるよう発信もするようにしています。 バーバーなび:理容に対する思いがあるからこそ、そのような発信もされているのですね。 川﨑氏:そうですね。昔は家族経営の理容室が多くて、親が理容組合に入ってたから自分も入ってるって人も多いんですよね。組合は地域ごとに分かれていて、その中で意見を言おうとしても正直あまり新しい意見が通らないんです。 でも、色々な考え方を受け入れられる業界になれば、もっと柔軟になり、若い人たちにとっても、魅力的な業界になっていくのではと思います。
髪技理容師としてのこだわり

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それではこだわりを教えてください。 川﨑氏:やっぱり仕事ができるのは当たり前のこと。その上で、一番大事なのは「人と人との繋がり」だと思っています。色々な職業や年齢層のお客様を接客する中で、ご家族と繋がることもあり、ふと「もし理容師をやっていなかったら、今のこの人たちとの繋がりってなかったんだな」と思う瞬間があるんです。その度に、「理容師になって本当に良かったな」って感じますね。なので、仕事を超えた人との繋がりを大事にしたいと思っています。 バーバーなび:本当に色々な方との出会いがあるお仕事ですよね。 川﨑氏:そうですね、もちろん理容の仕事はお客様の身だしなみを整えることが一番の使命です。ただ、髪型だけ整えて終わりではなくて、「このヘアスタイルにはこんなメガネやサングラス、ジャケットが似合いますよ」というトータルでのアドバイスも心がけています。「身だしなみを整えることが理容の真髄だ」と教わったことがあり、それがすごく心に残っているんです。新人の頃はそこまで考えられませんでしたけど、技術を磨いた今はそういった視点も意識するようにしています。 また、お客様が年相応に見られないように、あるいは時に年相応に見られるようにと、その方に合った若々しいスタイルを提供することを心がけ、私自身が常に学び続けることも大切だと感じています。日々新しいことを吸収しながら勉強の毎日です。 バーバーなび:とても素敵なこだわりですね!
お客様へのメッセージ

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にお店に来て欲しいですか? 川﨑氏:男性のお客様ももちろんですが、特に50代を過ぎた女性の方にも来ていただきたいですね。もっと自分のお顔を好きになってほしいんです。この世代の方って「もういいかな」とか「最近自分の顔を鏡で見てないわ」とおっしゃる方が多くて…。でも、綺麗になるためのシェービングレッスンなんかを通して、「これからでもお顔は綺麗に変わっていけるんだ」ということを伝えたいと思っています。もっと女性の方に床屋のお顔そりを体験していただきたいですね。 バーバーなび:シェービング一つで気持ちも変わりますからね! 川﨑氏:そうなんです。諦めている方に「そんなことないよ」と伝えたいです。あと、男性のお客様には私の得意なアイロンパーマをぜひ体験していただきたいです。日本人って髪が柔らかくて、ハチが張っている方が多いので、そういった髪質や骨格に合わせたスタイルを提供できたら嬉しいですね。
未来の理容師に向けたメッセージ

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。 川﨑氏:今の時代、手に職をつけるのって本当に強いと思いますよ。最近は自動シャンプーなんてものも出てきてますけど、「やっぱり手でやってほしい」って声が多いって聞きますし、繊細なカットの技術は機械じゃ真似できませんからね。手仕事ができるということはどこに行っても通用する強みになるし、特に女性がこの仕事で手に職を持つことはすごく心強いことだと思います。実際、私は二人の子供を女手一つで育ててきましたけど、それができたのも理容師という仕事のおかげなんです。だから、女性理容師が少ない分、もっと多くの方に目指してもらえたら嬉しいですね。 お顔剃りも「女性にしてほしい」という若いお客様がいるくらい需要がありますし、この先も可能性のある業界だと思います。私は今、父の店を継いで二代目をやっていますけど、次は「髪と肌を育てるレシピ」が楽しめるキッチン併設のサロンを作りたいと思っています。そういう広がりや可能性がこの業界にはまだまだあると思いますよ。 バーバーなび:理容から広がる可能性はまだまだたくさん秘めているのですね。 川﨑氏:そう思います。コロナをきっかけにオンラインの可能性も広がり、自分ができることをお店を通してオンラインでレッスンをすることもできます。私が施術して綺麗にすることはもちろんですが、日々のケアをお客様自身ができるようにお手伝いすることも理容師としての新しい役割だなと思って大切にしています。 バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

サロン紹介

SHOP INFORMATION

店舗名
理容アサ
住所
東京都世田谷区祖師谷3-23-1
沿線
小田急線
最寄駅
祖師ヶ谷大蔵駅
営業時間(平日)
9:00~18:00
営業時間(土日祝)
9:00~18:00
定休日
月・火曜
電話番号
03-3482-8785   発信
ホームページ
店舗ページ
理容師特集一覧へ戻る