理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずは佐藤さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
佐藤氏:よろしくお願いします。特に目指していたわけではなく、流れに身を任せてきた感じなんです。祖父の代から続いている床屋で私は三代目になるんですけど、子供の頃から「床屋になるんだよ」と言われ続けなんの迷いもなく就職しました。
就職後、お花屋さんになりたいかも?と思いまして、「もしもお花屋さんになったら」という妄想をし、カットができるようになってから、理容師辞めようかなと思っていたところ、思いのほかカットが楽しくて、理容師を辞めずに今もこうして続けています。
バーバーなび:最初はそのようなきっかけだったのですね。その中でカットやシェービングの魅力や技術も学んでいったわけですね。
佐藤氏:シェービングの魅力に気づいたのはずっと後のことでしたね。メンズエステをやっているサロンで修行したので、ネイルケアやフェイシャルエステも担当し、ヘアスタイルをきれいに仕上げるとお客様に「ありがとう」と喜ばれるのですが、エステの施術をした時の方が「君、いいね!」と特に感謝されることが多かったんです。そうした経験を積むうちに自信を持てるようになると同時に「女性理容師としてこういう新しい道も切り拓けるんだ」と気づきました。
真剣に女性のシェービングに取り組み始めたのは、十年前にお店をリニューアルしてからです。それまではエステやコテパーマなど他の技術に集中していましたが、シェービングの魅力をさらに広めたいと考えるようになりました。
バーバーなび:僕もシェービングを実際に体験して、その魅力に気づいたので、もっと認知も含め多くの人に知っていただきたいですね。
佐藤氏:そうですね。シェービングを目的に来る女性たちも、単に「綺麗になりたい」や「毛が気になる」だけでなく、自分を鼓舞するためやリラックスするために訪れているのだと感じる部分があるんです。お顔そりがその人の生活の一部としてルーティンになり、それ以上の目的を持っているのだと気づいたことから、シェービングにはまだまだ発信すべき奥深い魅力があると思いましたし、アンケートのように堅苦しくならない範囲でお客様から感想を伺ったり、通っていただける理由や本質的なニーズを探るようにしています。