THE STYLIST INTERVIEW

エステティック&シェービング Jasmin 山岸 まゆり

Mayuri Yamagishi(山岸 まゆり)

Mayuri Yamagishi(山岸 まゆり)

@ エステティック&シェービング Jasmin


今回は鶴ヶ島エリアでレディースシェービングに特化したサロンをリサーチしていたところエステティック&シェービング Jasminの山岸 まゆりさんに取材を受けて頂けることになったので早速お伺いさせて頂いた。山岸氏は理容師歴35年、育児と両立しながら資格を取得し、現在は女性向けシェービングに特化した施術で多くの高い評価を得ている理容師だ。他業種から理容業界に入った経歴ならではの視点と考えを多く聞かせていただいた。

CREDIT : Photo/Yuki 文/Yuki 編集/Manami(バーバーなび)

理容師歴:35年<br>
出身校:埼玉県理容美容専門学校<br>
出身地:埼玉県<br>
得意技術:リンパマッサージ<br>
こだわり:顔まわりの凝り固まった部分を気持ちよくほぐすこと<br>
趣味:旅行・サッカー鑑賞・ガーデニング・写真
理容師を目指したきっかけ

理容師を目指したきっかけ

バーバーなび:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まず、山岸さんが理容師を目指されたきっかけを教えてください。

山岸氏:よろしくお願いします。もともとは歯科衛生士として働いていましたが、結婚を機に理容師だった主人の影響で、私も理容師を目指すようになり、二人目の子どもを育てながら資格を取得しました。

バーバーなび:ご主人の影響を受けて理容師を志されたのですね。シェービングに特化されたサロンにされたきっかけについても教えていただけますか。

山岸氏:主人は病気で亡くなりましたが、その闘病中に「お顔そり美容」という言葉と出会いました。男性と女性のシェービングの違いをきちんと学びたいと感じたこと、また私自身カットが得意ではなかったこともあり、主人の死をきっかけにシェービングに特化するようになりました。
理容業界への思い

理容業界への思い

バーバーなび:理容業界全体に対して、どのような思いや考えをお持ちですか?

山岸氏:どうしても地味なイメージがあると感じています。最近では男性でも美容室に通う方が多く、美容と理容を比較すると、美容の方がお洒落だと思われている傾向があります。ですが、それがすべてではないということを伝えていきたいと考えています。シェービングに関しても、シェービングサロンに通う若い世代のお客様には、ただ剃るだけの施術にとどまっているサロンも多く存在しているのが現状だということをお伝えして、シェービングのノウハウをお伝えするようにしています。私もいつまで現場に立てるかわかりませんので、お客様が途方に暮れないように、それが私の使命だと感じています。お客様が他のサロンに行った際に肌トラブルを起こし、「シェービングは良くない」という印象を持たれてしまうのは非常にもったいないことなので、理容組合が中心となってもっと基準を明確にし、技術の質を守る体制を整えてほしいと思います。

バーバーなび:お客様にとって、ただ剃るだけではなく癒しの時間を提供されているのですね。そういった価値を業界全体でも広く伝えていきたいところですね。

山岸氏:そうですね。「理容=地味」という印象が根強くあるように感じていますが、私はもともと他業種からこの業界に入りましたので、違った視点で理容の現場を見ることがあります。例えば、現在も肌の勉強のためにセミナーに参加することがありますが、理美容業界の方々が集まる中で、美容師の方と理容師の方では雰囲気に大きな差を感じます。美容師は華やかな印象を受ける一方で、理容師は控えめで目立たない印象が強いです。これは、もっと理容の世界にも華やかさがあっていいのではないかと感じる場面でもありますし、最初から理容業界にいる人と、後から入った人とでは見え方が異なる部分の一つだと思います。そうした見え方の違いは、世間における理容と美容の捉えられ方の差とも類似しているように思いますね。
髪技理容師としてのこだわり

髪技理容師としてのこだわり

バーバーなび:それでは、施術におけるこだわりを教えてください。

山岸氏:ご来店時の第一印象を大切にしています。季節の花を飾り、アロマを焚くなどして、リラックスできる空間づくりを意識しています。お客様に落ち着いて過ごしていただきたいという思いから、空間そのものにもこだわっています。

バーバーなび:確かに、今回お邪魔した際もとても良い香りが印象的でした。

山岸氏:ありがとうございます。リラックスしていただいた上で、施術前にはプレカウンセリングを行い、お悩みを丁寧に伺ったうえで、その方に合ったケアをご提案しています。また、私自身肌が強い方ではないため、フローシェービングという技法を取り入れています。これは刃当たりのやわらかさを重視しており、他のサロンと比べて「これで本当に剃れているのか」と驚かれることもありますが、やさしい刃当たりでもしっかりと剃れることが、この施術の特徴であり、私のこだわりです。
お客様へのメッセージ

お客様へのメッセージ

バーバーなび:どのようなお客様にご来店いただきたいとお考えですか?

山岸氏:体に疲れが溜まっている人が多いと思うので、心身ともに軽くなりたいという方にぜひお越しいただきたいです。また、お顔そりは単に産毛を剃るだけでなく、古い角質を取り除き、ターンオーバーを整えることで肌の土台をきれいに整えることができる施術ですので、そのこともしっかりお伝えしていければと思っています。最近では脱毛の前にシェービングを利用される若い方も増えており、毎月継続して通うのが難しいという方には、ご自身で剃る際の注意点もあわせてお伝えするようにしています。本来、シェービングはサランラップ1枚分の厚みを剃るのが理想とされており、それ以上深く剃ってしまうと角質層にダメージがかかり、乾燥や黒ずみの原因になることがあります。市販のカミソリを使用される場合には、必ず一度ごとに使い捨てるようお伝えしています。また、「脱毛をしているからシェービングは不要」とお考えの方もいらっしゃいますが、脱毛機は産毛には反応しにくいため、脱毛をされている方にもシェービングの必要性はあると考えています。電動シェーバーについても、刃の交換を怠っている方が多い印象がありますし、「電動シェーバーにも刃の交換が必要だ」とお伝えすると、驚かれる方も少なくありません。中には「いつから刃を替えていないかわからない」という方もいらっしゃいます。

バーバーなび:ホームケアについてもアドバイスがいただけるのは嬉しいですね。

山岸氏:そうですね。スキンケアに関しても、お手持ちの化粧水をどのように塗ればより効果が出るかといった具体的な使い方をお伝えするようにしています。最近の若い世代はスキンケアへの意識も高く、しっかり実践されている印象がありますが、私たちの世代やもう少し上の世代では、同じ化粧品を使っていても使い方ひとつで効果に差が出るということを実感していただきたいと思っています。
未来の理容師に向けたメッセージ

未来の理容師に向けたメッセージ

バーバーなび:理容師を目指す若者に向けたメッセージをお願いできますか。

山岸氏:レディースシェービングも理容ならではの大きな強みです。中には、美容室で理容師のような施術を行っているグレーなサロンも見受けられますが、国家資格を持つ理容師だけが、きちんとしたカミソリを使用してシェービングを行うことが認められています。だからこそ、お客様にも正しい知識を持ってサロンを選んでいただきたいですし、これから理容師を目指す方々には誇りを持ち、確かな技術を身につけてほしいと思います。最近は、シェービングを希望される男性のお客様が増えていると感じています。ある日、お客様の息子さんが「シェービングをしてほしい」と来店されたことがありました。その方は「床屋には行きたくないけれど、シェービングは受けたい」と話されていて、様子から判断するとカットは美容室で済ませているようでした。しかし実際には、そのようなヘアスタイルも理容室で十分対応可能ですし、美容室のカット料金に少し加えるだけで、理容室ではシェービングまで含めたサービスを受けることができます。そうした情報が、若い世代の男性にはまだ十分に伝わっていないと感じており、とてももったいないことだと思っています。 理容の価値や技術がきちんと発信されていけば、まだまだ多くの方に必要とされる分野であると確信しています。安価な施術を売りにするのではなく、求められているものを適正な価格で提供する姿勢が今後ますます重要になると感じています。理容という文化がこのまま消えてしまうのではないかという危機感もありますが、業界全体の伝え方次第でその流れはきっと変えられるはずです。

バーバーなび:素敵なメッセージをありがとうございました。

サロン紹介

SHOP INFORMATION

店舗名
エステティック&シェービング Jasmin
住所
埼玉県鶴ヶ島市三ツ木3
沿線
東武東上線
最寄駅
若葉駅
営業時間(平日)
【エステ】10:00~19:00 【シェービング】9:00~17:00
定休日
不定休
電話番号
080-1257-5166   発信
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