理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:本日はよろしくお願いいたします。まずは、下谷さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
下谷氏:こちらこそ、よろしくお願いいたします。もともと高校生の頃から髪型に興味があり、当初は美容師を目指していました。ただ、進路を具体的に考える時期に、偶然「理容師」という選択肢が目に留まりました。当時の理容室に対する印象は、正直なところ、年配の方が一人で営んでいる昔ながらの床屋というイメージでしたが、実際に会社見学に足を運んでみると、その印象は大きく覆されました。そこには、自分の好きなバイクやストリートカルチャーと通じる、非常に魅力的で洗練された世界が広がっていて、その瞬間「これだ」と直感しました。未知の分野ではありましたが、挑戦するなら中途半端ではなく、徹底的に取り組もうと決意しました。
バーバーなび:最初は美容師をきっかけに、この業界を知ったのですね。
下谷氏:はい。中学生の頃から、「いつかは自分の店を持てたら」という漠然とした思いはありました。理容師として独立することで、当時あまり良いイメージを持たれていなかったこの仕事の魅力を、少しでも伝えていけたらという気持ちがあったのだと思います。修行時代も、将来を見据えながら一つひとつ経験を積むことを意識し、通信制の学校で現場の第一線に立つ講師の方々から学びつつ、平日は店舗で実践を重ねる日々を過ごしていました。振り返ると決して楽な道のりではありませんでしたが、その積み重ねが今につながっていると感じています。