理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず松本さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
松本氏:よろしくお願いします。最初は理容の道なんて全然考えてなくて、大学でデザインを学びながら音楽もやれたら良いなと考えていました。高校2年の時に父から「理容学校に行くなら、ギターアンプを買ってやる」と言われたんですよ。当時60万円くらいするギターアンプなんて夢のまた夢だったので、「それなら床屋になろう!」と決心して進路変更しました。なので、理容を選んだ理由はギターアンプが欲しかったからなんです(笑)
理容の学校に通いながら音楽も頑張りました。事務所から声をかけてもらえるくらい活動をしていて、「今は音楽をやりたい!」という思いが強くなり、父にその気持ちを相談したこともありました。かつて父も音楽活動をやっていたので、少しは気持ちを理解してくれていたと思います。そんなタイミングで父が倒れてしまい、三ヶ月ほど仕事が出来ない状況になってしまったんです。それがきっかけで「音楽を続けるか、理容に集中すべきか」本気で考えました。その結果、レコーディングやライブの予定も全部キャンセルして、理容に専念しようと修行をさせてもらえるサロンを探すことにしました。その後、理容を続けていく中でレゲエに出会ってドレッドヘアに興味を持つようになりました。「自分の店を持ったら、これを絶対に強みにしたい!」と思い、それが今のサロンのスタイルに繋がっています。
バーバーなび:初めは音楽・理容ともに取り組み、その中でレゲエにも出会い、今のこのサロンのスタイルに繋がっていたのですね。
松本氏:最初は志高く理容を目指したわけではなく、手探り状態でしたが、その中で自分のやりたいことを少しずつ見つけながら、なんとかここまでやってこれたと思います。昔は理容科の学生はダサいと馬鹿にされがちで、かっこいいイメージがある業界ではなかったので、今は時代が変わって良いイメージにもなりましたよね。
若い頃に勤めていたサロンはコンクールに注力しているお店で正直追い込まれていた時期もありましたが、しっかり修行させてもらいました。ただ、修行中もずっと頭の片隅には「ドレッドやりたいな」という気持ちがあったので、いつか自分の店を持って、ドレッドを自分の強みにできるサロンを作りたいと、その頃からぼんやりと思い描いていましたね。