理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まずKenさんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
Ken氏:よろしくお願いします。ズバリきっかけは床屋の息子に生まれたことです。昔から「ケンボウ、ケンボウ」とお客様に可愛がってもらい、物心ついた頃には「僕は床屋になるんだ」と思っていました。実際には厳しい現実が待っていて、同期も辞めていき、人間関係で悩んだ時期や今後が不安になる時期もありました。そんな中お客様に、「シャンプーうまいね」と褒められたことがきっかけで、僕はシャンプーでお客様を喜ばすことのできる理容師になりたいと思ったんですね。
ただ、一度は理容の道から離れて飲食業の道へ進み、ある日、勤め先の店主から「床屋だったんだろ?切ってくれよ」と言われ、なんてこと言うんだと思いつつ文具ばさみでカットをすると、仕上がりを見た店主が「ありがとう!」と、とても喜んでくれたんです。それを機に「やっぱり髪が切りたい!」と我に返り、理容の道を歩み直すことに決めました。以前の自信がなかった気持ちもなく、理容でやっていくという気持ちで進み、はじめは父の理髪店で弟と一緒に勤めていましたが、程なくして結婚して子供ができ家族と過ごす時間が増える中で、自分のお店を持ちたいという思いが強くなり、独立する決意をしました。
バーバーなび:一度は諦めかけた理容の道ですが、飲食での経験やその時の出会いが、再び理容に戻るきっかけとなり、今の理容師人生につながっているのですね。
Ken氏:でも逆にその1年、理容から離れたことによって、この仕事の良さを身に染みて感じることができました。独立に関しては、今思えば身の丈に合わない額の借入をしながらのスタートでしたし、はじめこそ知らない土地での集客からつまずいたけれど、なんとかここまでやってくることができ、一度は諦めたこの理容の道も、今では天職なんだなって思っています。人に歴史ありです。