理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは、本日はよろしくお願いします。まず岡部さんが理容師を目指すことになったきっかけを教えてください。
岡部氏:よろしくお願いします。僕が理容師になったきっかけは、父の仕事を間近で見てきたことにあります。小さな頃から父の理容室によく出入りしていて、危なくないように刃をビニールテープでぐるぐる巻いたカミソリを使って、砥石で研ぐ練習をしたり、お客様と会話を交わしたりと、実際の現場に触れる機会が多くありました。子どもながらに、そういった体験が遊びの延長のようで、とても楽しかった記憶が残っています。自然に父の床屋姿を見て、自分も理容師なろうって感じでしたね。また、絵を描くことが好きだったので、デザイナーや絵描きになりたいと思ったこともありましたが、母からも後継を後押しされたこともあり、本当自然に理容の道を目指しました。
バーバーなび:幼少期からサロンの雰囲気や道具など”床屋”に触れて来られ、ずっと理容一本で目指されてきたんですね。
岡部氏:そうですね、大学生の方が遊んでいていいなという感覚もあり、それを親に話すと「じゃあ外に出て自由にしたら」と、お互い冗談半分の会話をしていたり、当時はカリスマ美容師が取りざたされていた時代で、床屋は地味な存在に思え、美容師の方がかっこいいなという気持ちもありました。そのため、理容を続けながら夜間の美容学校に通って卒業もしましたが、色々な経緯を経て改めて理容に戻り、今のスタイルに落ち着いたという感じです。
その後は女性も来店する理容室に縁があり修行させてもらったのち、24歳で父のお店に戻りました。昔は理容に対して「ダサい」というイメージがあったことから、父が引退し27才からオーナーを務めることになったタイミングで今のこのサロンのイメージに改装し、同様の理由で当時の店名には「床屋」という言葉をあえて入れませんでした。しかし、時代が変わり、今は逆にその名を入れることで、より親しみやすくおしゃれな印象を持っていただける風潮に変わってきているのではと感じ、現在の『床屋オカベHAIRCUT』に改名し今に至ります。