理容師を目指したきっかけ
バーバーなび:こんにちは。本日はよろしくお願いします。まず、理容師を志すことになったきっかけについてお聞かせください。
上運天氏:よろしくお願いします。幼少期は大阪で過ごしていたのですが、母が美容師だったこともあり、日常の延長線上に自然と美容の世界がありました。保育園の帰りに母の職場で時間を過ごすことも多く、幼い頃からヘアスタイルに触れて育ったことで、美容業界に興味を持つようになりました。「将来は自分も美容師になりたい」と思っていたほどで、エクステや編み込み、パーマなど、髪を使った表現を楽しんでいた記憶が残っています。
バーバーなび:幼少期の環境が、今の進路を形づくる原点になっているのですね。では、美容ではなく理容師の道を選ばれた理由をお聞かせください。
上運天氏:高校1年生の頃に初めてフェードカットを体験したことが大きなきっかけでした。そのスタイルに強い魅力を感じ、理容の世界に惹かれました。美容はトレンドの変化が早く、年齢を重ねるにつれて方向転換を考える方も多い印象があります。一方で理容は、年齢を重ねるほど技術と経験が価値として積み上がり、「かっこよさ」に変わっていく仕事だと感じました。特に、刈り上げをつくる姿勢や、直バサミで形を整えていく所作には、職人としての美しさがあります。技術を磨き続けながら長く現役でいられる——その点に惹かれ、理容師という道を選びました。